2017年06月25日

痛風、高尿酸血症の勉強会(犬山市 内科 痛風)

痛風、高尿酸血症の勉強会に行ってきました。痛風、高尿酸血症の分野ではこの数年で副作用が少ない、尿酸を下げる薬が発売されて注目されています。高尿酸血症と肥満症、メタボリックシンドロームは関係性があります。血糖値が上がるとインスリンというホルモンが膵臓から分泌されます。インスリンは血糖値を下げる作用があり、糖分を脂肪として貯めるような働きもあります。マウスを使った実験でインスリンは尿酸の代謝、排泄にも関与して、尿酸値をあげるような働きが確認されたそうです。この辺が尿酸と肥満を結びつける何か関係があるのかもしれません。また、30歳以上の男性の高尿酸血症(尿酸値>7.0mg/dl)の割合は約3割と報告されています。この数字は男性の肥満(BMI:25以上)の割合とほとんど同じです。
 痛風、高尿酸血症について第一に食事、運動療法があり、次に薬物療法となります。しかしながら、多く医師はそれが中々難しいとおっしゃられていました。確かに難しいのですが懇切丁寧にその人のやれる範囲での食事、運動療法を説明して、実践してもらうのが大事だと私は考えます。
 ちなみに高尿酸血症の人は激しい運動をすると無酸素運動になり、逆に尿酸値があがるので注意をしたほうがいいでしょう。運動療法としては毎日、日常生活で歩くことが大事でしょう。
岡部医院院長 岡部誠之介

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posted by okabeiin at 15:50| 岡部医院

ビュッフェでの食事療法(犬山市 内科 食事療法)

痛風、尿酸の勉強会にきています。朝食ビュッフェの食べ方をみていて気づいたことがありました。大きなトレイに一度に野菜、フルーツ、パン、卵料理などを運んでいる方が多いです。席に着いた後に野菜から食べる人はほとんどおらず、パン、ご飯、フライドポテトなど炭水化物から食べる人が多かったです。これではバランスを考えていても、血糖値の急上昇につながります。
まずは一皿だけサラダを取りにいって良く噛んで食べる、その後に卵料理などタンパク質の料理を一皿ずつ席に持ってくる。最後に炭水化物を食べるという順番にすれば何回も往復することで運動をしながら時間をかけて食事をすることができます。これにより血糖値の急上昇を抑えられます。ビュッフェでの食べ方も出張などが多い会社員の方は気をつけてみてはいかがでしょうか。
岡部医院院長 岡部誠之介
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2017年06月24日

平成27年「国民健康・栄養調査」について(犬山市 内科 肥満症)

 厚生労働省の平成27年「国民健康・栄養調査」によると、肥満者(BMI≧25 kg/m2)の割合は男性29.5%、女性19.2%でした。この10 年間でみると、男性は有意な変化は見られませんでしたが、女性は有意に減少しています。 一方で、やせの者(BMI<18.5 kg/m2)の割合は男性4.2%、女性11.1%でした。この10年間でみると、男性女性とも有意な変化はみられませんでした。なお、20歳代の女性のやせの割合は、22.3%でした。
 なお、65歳以上の低栄養傾向(BMI≦20 kg/m2)の高齢者の割合は16.7%であり、この10年間でみると有意な変化はみられませんでした。
 また、一日の歩数の平均値は男性7,194歩、女性6,227歩でした。この10年間でみると、男性は平成20年までは有意に減少し、その後は変化は見られませんでした。女性は有意な変化はみられませんでした。20〜64 歳の歩数の平均値は、男性7,970歩、女性6,991歩でした。なお、65 歳以上では男性5,919歩、女性4,924歩でした。
自分の身体活動を測定する方法として最も一般的なのは一日の歩数です。一日の歩数が5000歩以下の人は運動不足ですので要注意です。
岡部医院院長 岡部誠之介
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2017年06月23日

肥満症外来(メタボ外来)(犬山市 肥満症外来 内科)

肥満症は生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)や動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。生活習慣病を予防するため、平成20年から「メタボ健診」が始まりました。「肥満症」とは肥満に起因、関連する健康障害を有するか、そうした健康障害が予測される内臓脂肪が過剰に蓄積した場合で、減量治療を必要とする状態のことです。肥満は疾患ではありませんが、肥満症は疾患であり、医学的に治療が必要となります。
 肥満であるかどうかは体脂肪量によりますが、体脂肪量をはかる簡便な方法が無いため、指標としてBMI(Body Mass Index)が世界的に広く用いられています。WHOによる肥満の判定基準は、BMI30以上が肥満です。一方、日本ではBMI25以上を肥満としています。これは日本肥満学会が定義した基準で、日本人はBMI25を超えたあたりから、耐糖能障害、脂質異常症、高血圧といった合併症の発症頻度が高まることが理由です。
BMI:25〜30未満を肥満度1
   30〜35未満を肥満度2
   35I以上を高度肥満と分類します。 
当院では食事療法、運動療法を無理のない範囲で個人の生活習慣、食生活に合わせて提案をします。
 また、漢方薬の中でツムラ20(防己黄耆湯)、ツムラ62(防風通聖散)は効能、効果に肥満症とあります。漢方薬だけで体重が減少することは期待できませんが、食事療法、運動療法と併用することで効果が期待できます。
岡部医院院長 岡部誠之介
インターネット予約始めました。受付で名前をいうだけでスムーズに治療を受けていただけます。ぜひご利用ください。
https://reserva.be/agaokabe
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2017年06月22日

コレステロールについて(犬山市 内科 脂質異常症 コレステロール)

コレステロールを多く含む食品として、もっともよく知られているのは卵です。鶏卵1個には210mgのコレステロールが含まれていて、確かに多いです。昔は卵は1日1個までと常識のようにいわれてきたため、それを守っている人も多いと思いますが、最近の研究では体内でコレステロールを合成する量や使われ方には個人差があり、遺伝も影響します。卵とコレステロールの関係は人によって個人差があり、コレステロールを食事でどれくらいとるべきかは、人によって違います。また、卵は血液中のコレステロール値に影響しないという報告もあります。これは、卵黄に含まれるレシチンに、LDL(悪玉)コレステロールを減らして、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあるからです。善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率が最近では重要視されています。善玉コレステロールを増やすには禁煙、バランスのとれた食事(青魚をよく食べるといい)、悪玉コレステロールを減らすには適度な運動、体重管理が重要です。比率が高いと血管が詰まりやすくなり、脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の血管が詰まると心筋梗塞になります。ある研究では比率を1.5以下にすると血管がキレイになり、心筋梗塞はほとんど発症してこないという報告がありました。自分のコレステロールの比率を知っておくことも重要だと思います。
岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 11:35| 岡部医院