2021年11月15日

高血圧について

高血圧有病者は日本で4300万人と言われています。

そのうち
治療中・コントロール良  
27% 1200万人
治療中・コントロール不良 
29% 1250万人

未治療・高血圧と自分で分かっている(認知あり)     
11% 450万人
未治療・高血圧と自分で分かっていない(認知なし)     
33% 1400万人


という報告があります。

高血圧は、ほとんど無症状であるため、軽視されがちですが、脳心血管病発症の最大の危険因子です。
1850万人の方は未治療とされています。
健康診断や家庭での血圧測定の結果、上の血圧が140以上の方は医院受診を推奨します。


自分の診療のポリシーとしては
未治療・高血圧と自分で分かっていない
33% 1400万人
の人を少しでも高血圧として自覚してもらい、生活習慣の改善、治療につなげていきたいです。

高血圧には自覚症状がないため放置してしまうことが多く、その結果、心臓や血管への負担が大きくなって、動脈硬化が進んでしまいます。
動脈硬化によって様々な合併症が引き起こされます。主な合併症は、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全など脳・心臓・腎臓に関わる重大な病気があります。

高血圧の合併症で脳梗塞、脳の循環障害(白質病変)、慢性腎臓病が進行すると
それを改善することは現代の医療でも困難です。
慢性腎臓病については最近になり進行を遅らせる可能性のある薬が適応承認されましたが、効果は限定的です。

外来診療などで昔から高血圧を指摘されている方で血圧を測定すると血圧が200前後ある方がいます。
健康診断で高血圧を指摘されているけど放置されているケースもあります。

それでは健康診断の意味もありませんし、会社もそのまま放置しているのは問題です。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 08:26| 岡部医院

高血圧について 修正な可能な死亡リスクの危険因子

米ワシントン大などの研究チームが、世界188カ国の「健康寿命」(2013年)などを調べた結果を、英医学誌「ランセット」に発表しています。この研究で、世界中の死亡リスクについても検討しており、最も高かったのは高血圧でした。次いで、喫煙、肥満、高血糖、塩分過剰摂取の順でした。

米国のガイドラインは平成29年に変更され、上が130以上、下が80以上を高血圧とすることにしました。高血圧は動脈硬化の最大の危険因子で、進行すると脳出血や心筋梗塞、腎機能障害などを引き起こす蓋然性が高くなります。

急な病死などの多くは動脈硬化による大動脈解離、大動脈瘤破裂、心筋梗塞、脳卒中などの病気が原因であることが多く、これらの病気の原因に高血圧が関係しています。そして、そのほとんどは自覚症状がなく、ある日突然に発症します。

多くの高血圧は治療が可能です。どんなリスクもゼロにするのは難しいものですが、高血圧の死亡リスクは治療によって血圧を下げることで、リスクを低くすることができます。

健診で高血圧を指摘されたり、自宅で測った血圧が、上が130以上だったりした方は、医院に受診・相談されるほうが良いでしょう。

高血圧、喫煙、高BMIがある人は
死亡リスクが高いので、まずは禁煙、高血圧治療、体重減少のどれかを今すぐに行うことを推奨します。自分だけは大丈夫という事はほとんどの場合でありません。

岡部医院院長 岡部誠之介

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