結論から言うと
現時点では、「週に2〜4回のサウナ入浴」がフィンランドの大規模コホート研究で認知症リスクを大幅に低下させたことが示されています(66%減など)。
動物実験でもタウ蛋白低下などの分子メカニズムが示唆されており、サウナは認知症予防にポテンシャルを秘めています。
メカニズムの仮説としては
脳血流の改善によって老廃物の排出が促進される可能性
熱ショック蛋白質の誘導など、細胞レベルでのクリーニング作用 
自律神経や血管機能への刺激により、血流改善やストレス軽減が進む
などが考えられます。
ただし、因果関係の確定や最適な頻度・条件の設定には至っておらず、今後の研究が期待されます。
間違ってはいけないのが
サウナに入っていれば認知症にならないと言うことではないです。
喫煙をしない
飲酒は少量まで
糖尿病、高血圧、脂質異常症などはしっかりコントロール
することも重要です。
高血圧の方でサウナの後はいつも血圧は低いので自分は高血圧ではないという方がいました。
基本的にサウナの後は血圧は低くでます。
サウナの後の血圧を測定しても意味がないです。
血圧は朝の血圧を測定してください。
朝に血圧が家でも140以上が半分以上という方は高血圧の可能性が高いのでかかりつけ医に相談しましょう。
2025年06月18日
認知症とサウナについての論文
posted by okabeiin at 09:49| 岡部医院