2024年12月26日
動脈硬化の予防について(動脈硬化外来 コレステロール 糖尿病 禁煙)
動脈硬化の予防にはコレステロールの管理、糖尿病の管理、血圧の管理、禁煙が重要です。
動脈硬化が進行をして、脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の血管が詰まると心筋梗塞になります。また、動脈硬化が進行して大動脈が裂ける大動脈解離という病気もあります。これらの病気は急死するリスクのある病気になります。
動脈硬化の予防として、コレステロールの管理する時には薬を使うことが多いです。
コレステロールの薬の中にもいろいろ種類があって、その人に合った薬、量を調節することが重要です。
よく、コレステロールや血圧の薬は一生飲まないといけないのですかと質問されます。
食生活、運動習慣などを見直して、体重減少すると、改善して薬を中止できることもあります。
ただし、自分で勝手に治ったといって薬を自己中断することはやめてください。
当院で脳梗塞、心筋梗塞が起きてしまった時に、治療をすることは困難です。
だからこそ、予防をすることに全力で取り組んでいきたいと考えています。私の考えとして、病気は先手必勝、予防をすることがとても重要であると考えています。
何も症状がないからと健康診断を受けない、高血圧、脂質異常症、糖尿病を放置している方がいます。
動脈硬化は気づかないうちに進行して、最近では若年者でも脳梗塞、慢性腎臓病などになるケースが増えています。
脳梗塞で梗塞を起こしてしまった脳を治す、慢性腎臓病を治す、動脈硬化を改善する、これらの薬は現在の医療ではありませんので、予防が最も重要です。
動脈硬化進行予防のために
血圧は130以下
LDLコレステロールは130以下(リスク高い人は100以下)
糖尿病の適切なコントロール
禁煙
これらはしっかりとコントロールしていきたいです。
岡部医院院長 岡部 誠之介
posted by okabeiin at 09:11| 高血圧