2018年07月30日

便秘について(犬山市 内科 岡部医院)

便秘症の具体的な症状として多いのは腹部膨満感、残便感、便が毎日出ないといったものです。便秘症は生活習慣の見直しが重要です。水分をあまり取らない方では便が硬くなり便秘になりやすいので水分をよく取ること。食事量の少ない方では排便回数が少ないのは当然のことで、3日に1回でも軟らかい便が出ていれば十分なケースもあります。食物繊維も毎食でプラス一品、多く含まれているものを食べるといいでしょう。根菜類などの野菜、きのこ類、海藻などを摂取しましょう。便は1日に1回150g程度出ることが望ましいとされています。

便の70%は水分で残りは食物繊維の残渣と腸内細菌、腸の壁が剥がれ落ちたものです。また、便秘に悩まれている方で原因が腫瘍などの可能性がある方もみえます。そういう方は便ヘモグロビン検査といって便の中に血液が混ざってないかを検査したほうがいいでしょう。

下記の写真で1 コロコロ便、2 硬い便が続くかたはご相談下さい。
便秘に効果のある漢方薬もいくつか種類があり、患者さんに適した治療、処方を心がけています。
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posted by okabeiin at 08:01| 岡部医院