痛み止めの勉強会参加してきました。
ロキソニン、ボルタレン、イブなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる消炎鎮痛剤の勉強会でした。この種の薬で問題なのは消化管障害です。胃十二指腸潰瘍、胃炎などの副作用が長期服用の6割の人で発生し、その半分は自覚症状はないという研究が発表されていました。
以前から副作用の事は知っていましたが、改めて聞くと気をつけないといけないと思いました。特に血液サラサラにする薬を飲んでいる人や胃潰瘍、胃炎の既往がある人は要注意だと考えます。
ちなみにロキソニンは日本とアジアの一部の国でしか発売されていない薬で、全世界で研究がされているわけではないので、消化管障害、腎機能障害については特に気をつけないといけない薬だと私は考えています。
ロキソニンは数年前から市販されていますが長期的に飲む場合は、医師と相談して副作用に注意をする必要があると考えます。カロナール(アセトアミノフェン)は解熱作用、鎮痛作用はありますが、抗炎症作用はほとんどないので解熱鎮痛薬という名称で呼ばれます。
posted by okabeiin at 10:12| 岡部医院