2017年12月15日

せん妄を起こさないようにするには(犬山市 老人ホーム 認知症)

せん妄とは薬や環境の変化等で起こる急性の意識障害のことで認知症と間違われることがあります。認知症と合併することもあるので注意が必要です。家族の人が普段の精神状態と比べて異なるという場合は、せん妄と判断するのが無難でしょう。普段の様子が分からなければ、せん妄を発症したとは判断できない事もあります。

医療関係者は薬に頼ることが多いのですがせん妄に効果のある絶対的な薬はなく、合併症などの危険もあります。せん妄予防、対策として薬物に頼らない方法を考えてみたいと思います。このようなことに注意をしてみましょう。

眼鏡、補聴器をかける:感覚の情報が減るとせん妄を起こす
抑制・拘束をしない:抑制はせん妄を起こす
尿閉、便秘はせん妄を起こす:トイレ時間誘導、緩下剤を、便秘は報告。痛みなどでもせん妄状態を起こす
座らせる、立たせる、歩かせる:ベッドに寝ているだけだと刺激がなく、せん妄を起こしやすい
スタッフが「時間、場所、人」を繰り返し伝える;状況を繰り返し伝える、忘れてしまっても繰り返し伝える。本人は忘れたことを忘れているので、いつでも初めて聞いている感覚である
時計、カレンダーを置く;日時が分からぬとせん妄を起こす
家族の写真、お気に入りの品をベッドサイドに置いておく

これらのことは認知症の患者さんに行っても安心されるのではないでしょうか。
医師として気を付けているのは痛み、便秘など不快な症状に対して、すぐに報告、診察、対処をすることを気を付けています。
岡部医院院長 岡部誠之介(認知症サポート医)
posted by okabeiin at 10:38| 住宅型有料老人ホーム SARA(サラ)