風邪の定義をもう一度、風邪とはほとんどの場合、自然に改善するウイルス感染症で、多くは咳、鼻汁、咽頭痛といった多症状を呈するウイルス性上気道感染のことです。
抗菌剤(クラビット、クラリス、フロモックスなど)はウイルスに効果はありません、逆に耐性菌が作られる、腸内細菌が乱れるなどデメリットがあります。また、抗菌剤の投与が必要な細菌感染症で、重症であるケースは限られてきます。最近では、風邪には抗菌剤は効果がないという事がだいぶ知識として広まってきています。
岡部医院では風邪を引いたから抗生剤の点滴をしてほしい、ビタミン剤の点滴をしてほしい、という要望に対して、医学的に必要性がなく、副作用のリスクが大きいと判断するケースではご希望に沿う治療ができないこともあります。そういった場合には懇切丁寧に説明、話し合いをしながら一緒に治療法を考えていきたいと思います。
細菌感染なのか、ウイルス感染なのか、そもそも風邪なのかという診断には定義、特徴を自分なりに理解、説明できる事が重要であると考えています。