有料老人ホームSARAでは岡部医院による訪問診察を行っています。最後まで診療をさせていただく事も増えてきており、今までで1年以上訪問診療等を行って、最後まで診療をさせていただいたのが30件近くあります。
老衰や悪性腫瘍の進行期、経口摂取できなくなり、胃ろうなどの栄養投与はせずに、末梢の点滴を最後まで続けるといった診療もしています。
本人、家族と相談しながら、どういう診療をするかなども決めています。
悪性腫瘍の進行期では、悪性腫瘍を治そうというのは困難なので、悪性腫瘍がある事により、痛みがある、浮腫がある、食欲がないという状態を、最後まで元気に過ごそうといろいろ考えて加療をする事を大事にしています。
実際に、施設に入居して、家族も介護疲れ、自宅での療養から解放されて、治療に専念することがプラスになることもあります。治らない状態でも医療のfollow、治療は大事です。意味がない事はありません。
悪性腫瘍の進行期でも、悪性腫瘍そのものは治すことができなくても、症状の緩和や生活の質を上げることは可能です。
岡部医院院長 岡部誠之介
2018年09月10日
施設でのターミナルケア(犬山市 老人ホーム ターミナルケア)
posted by okabeiin at 15:48| 住宅型有料老人ホーム SARA(サラ)