2019年03月09日

糖尿病について(犬山市 内科 糖尿病)

糖尿病の患者さんを診療、治療する事が増えてきています。

糖尿病は薬を飲むだけで治るという病気ではありません。食事療法、運動療法をしっかりと続ける必要があります。最新の糖尿病の薬で、糖分を尿から排出して、血糖値を下げる薬がありますが、排出された分の糖分を摂取していたら、効果は期待できません。

糖尿病は進行するまで自覚症状がないので、指摘されたけど放置される方、糖尿病と指摘された時には進行している事も稀にあります。まずは、健康診断などで血糖値、HbA1c(過去一か月程度の血糖値の状態を調べる値)を調べてみましょう。

また、糖尿病と診断されたけど治療を中止してしまった、薬を飲むのを止めてしまったという方がいます。そういう時には一度、医院に受診してください。もう一度、現状を調べて、どうしたら良いかを考えてみましょう。

今後も糖尿病の患者さんは増加することが予想されます。糖尿病について、みんなで知識を共有、治療が継続できるような体制づくりに取り組む必要があると考えます。個人だけの問題ではないと考えます。

最近、日本糖尿病協会に入会して、糖尿病についての冊子を読んでいますが、糖尿病についての知識、患者さんへの食事療法、運動療法など詳しく書かれています。患者さんの向けの本だと思いますが、実際の診療にとても役立つ本だと考えます。
岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 08:07| 糖尿病