糖尿病の診療では血糖値、HbA1cのコントロールも重要ですが、合併症についての評価をすることも重要です。
合併症についての評価は電子カルテが役に立ちます。
岡部医院は昨年の秋から電子カルテを導入、運用しています。
受診時の血圧、採血結果なども時系列で表、グラフにして患者さんに渡しています。
糖尿病の主な合併症として
糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症があります。他にもたくさん合併症はあります。
合併症を評価する方法としては、電子カルテにプロブレムリスト
例えば
#糖尿病
網膜症:眼科は受診中 異常なし
腎症:微量アルブミン尿 50mg/gCr
と記載すれば、腎症は第2期(早期腎症期)だから、血圧はしっかりコントロールが必要と考えることができます。
眼科受診歴の有無、眼科受診の推奨、尿検査で尿アルブミン、尿蛋白を調べれば上記の事は分かります。その結果をカルテに記載、確認をして患者さんにも説明をするようにしています。
尿アルブミンの検査は糖尿病性腎症の早期発見に役立ちます。尿検査で簡単にできるので、糖尿病で治療されている方は定期的な検査を推奨します。
岡部医院 岡部誠之介