今回は注射薬の話と医療行動学、経済学なども含めた話でした。
糖尿病治療において、血糖値、HbA1cの値のコントロール、合併症の評価とコントロールも大事と前回のブログで書きましたが、それだけではないようです。
患者さんの治療に対する満足度も大事ということです。年間約8%の人が糖尿病治療を中止してしまうというデータがあります。満足度を高くして、少しでも途中で治療を中止してしまう患者さんを減らすことは重要です。
治療に対する満足度を上げるためには
患者さんの
1 行為負担
処方を簡単に
週に一回の薬を処方
2 融通性負担
夜間診療などの利用
処方日数の工夫
3 血糖コントロール負担
目標となる血糖値、HbA1cを決めても、それが全てではなく、快適に暮らせているかを判断
などが重要だと考えました。
また、治療が苦痛、負担になっている場合には
変わらないですかではなく
困ってることや困難なことがないかをたずねる、そういうことを話せる雰囲気を作ることも重要であると考えました。
岡部医院院長 岡部誠之介