2019年09月26日

有料老人ホーム サラでの診察、処方について

処方薬はなるべく少なくなるように調整しています。
10種類以上の処方は薬の相互作用などがどのように起きるかは誰にも分かりません。

年齢とともに腎臓の機能は低下しますし、肝臓などの代謝機能も低下していきます。
年齢、体重、性別が違う人が同じ薬を飲んでも、作用や血中濃度は違ってくるでしょう。

なるべく、1日1回の内服、少ない量でコントロールするようにしています。もちろん、本人と相談しながら調整することが重要です。

これまでの訪問診療などで薬の調節を行ってきましたが、大きな問題になる事はありませんでした。
実際に調べてみるとこの薬は必要性が低いなとか、もう必要ないだろうと考えることもあります。
サラでは毎週、診療を行っていますし、変わったことはすぐに報告してもらっています。

最近では1日1回、夕食後に薬を処方するようにしています。
施設の夜勤職員の負担軽減も考えてます。介護職員の負担を軽減することも重要です。

医療と介護の連携について、実際の現場ではこういうことを地道にやることが重要だと私は考えています。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 10:21| 住宅型有料老人ホーム SARA(サラ)