2020年09月10日

脱毛症ガイドラインより抜粋

脱毛症ガイドラインより抜粋
フィナステリドは,テストステロンをより強 力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換する II 型 5-α 還元酵素に対する阻害剤である
フィナステリド 内服の有用性に関して
男性型脱毛症に対する 1 件のシステマティック・レビューと12件のランダム化比較試験が実施されている
男性型脱毛症に関しては,12件のランダム化比較試験を解析した,3,927 名の男性被験者を対象とした観察期間 12 カ月~24カ月以上のシステマティック・ レビューにおいて
脱毛部 1 cmあたりの硬毛数は投与6カ月後(p<0.001),投与24カ月後(p<0.001)のいずれの時点でもフィナステリド投与群がプラセボ群より有意に増加していた
さらにフィナステリド(1 mg/日,0.2 mg/日)を用いた,414 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察期間 48 週間のランダム化比較試験において,
頭頂部の写真撮影による効果判定では,
1 mg/日では58%が軽度改善以上の効果があり,0.2 mg/日では54%が軽度改善以上の効果があった
引き続き1 mg/日投与を継続した非ランダム化比較試験では,2年間および3年間の内服継続により,軽度改善以上の効果が
各々68%および78%の症例で得られ,その率は増加傾向を示した
 別の 801 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察研究において,
フィナステリド(1 mg/日)5年間の内服継続により写真評価において効果が 99.4%の症例で得られた
その中でも40歳未満の症例,重症度の低い症例でより高い効果を示した
さらに,フィナステリド(1 mg/日)を用いた,27 名の男性被験者を対象とした観察期間6カ月の観察研究において,
患者のQuality of life(QOL)を示す
Visual Analog Scale(VAS)や 
Dermatology Life Quality Index(DLQI)はそれぞれ
21.4から44.8(P<0.0001)
5.74から3.40(P<0.01)といずれも改善した
このような積み重なったエビデンス(根拠)があるので推奨度Aとなっています
原文はこちらになります
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posted by okabeiin at 19:46| 岡部医院