2021年07月29日

ワクチン接種後の「失神」や、その原因ともいわれる「血管迷走神経反射」とは何ですか?

※ワクチン接種後の「失神」や、その原因ともいわれる「血管迷走神経反射」とは何ですか?

血管迷走神経反射は、緊張やストレスなどで起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことです。「失神」とは、意識を一時的に失うことをいいます。失神とは、一時的に脳への血流が減少することで意識を失うことを指します。
その原因として最も多いのが血管迷走神経反射によるものです。血管迷走神経反射では、様々な原因によって、副交感神経が活発になり、血圧の低下、脈拍の減少などが生じます。睡眠不足や疲れている時、長時間立っている時、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じた時などに、血管迷走神経反射は起こりやすくなります。

失神する前に、通常、頭がふらふらしたり、吐き気、発汗などの症状を伴います。血管迷走神経反射自体は、横になって休むことなどで治るので、特に健康上大きな問題になることはありませんが、転倒により怪我をしてしまわないよう注意が必要です。

緊張や痛みなどのストレスによって、血管迷走神経反射は、新型コロナワクチンに限らず、ワクチン接種時や血液検査の際に生じることがあります。ワクチン接種前には、十分な睡眠をとり、接種後15分は椅子に座る、体調が優れない場合は体を横たえるなどの予防が重要です。

また、ワクチン接種や採血の時に、血管迷走神経反射が起こり、気分が悪くなったり失神等を起こしたことがある方は、予診の際にその事を伝え、横たわって接種を受けたり、接種後は30分程度様子を見るなどの対策を取りましょう。

岡部医院では経過観察中に体調が悪くなった場合にはすぐに横にして、血圧、脈拍、酸素濃度を測定、足を上げて脳に血流がいくようにします。その後も経過をしっかりと観察していきます。アナフィラキシーショックとの鑑別もしっかりと行っていきます。実際に良く起こることなのでしっかりとした対処が重要です。

厚生労働省HPより引用
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0073.html
posted by okabeiin at 10:50| 岡部医院