2021年10月20日

@ 10/20は(10と20で)頭髪の日なのでブログ更新 AGAについて 日本医師会雑誌 第150巻・特別号(2)より引用 改変

日本医師会雑誌 第150巻・特別号(2)より引用 改変

脱毛症には毛の脱落による数的現象と、毛の細小化により発毛量が減少してみえる軟毛化が含まれる。
頭皮には通常約10万本の発毛があり、その90%が活動期、10%が休止期にあり。毎日約100本程度の休止期の毛髪が抜ける。
この発毛サイクルはさまざまなホルモン、サイトカイン、免疫、栄養状態、季節変動、年齢の影響を受ける。
※AGAの特徴は頭頂部から男性では前頭部から頭頂部にかけて脱毛するのが特徴

男性型脱毛症(AGA)
程度の差はあるが50歳以上の男性の約50%、更年期女性の約40%にAGAを認め、特に男性は加齢とともに頻度が増加する.AGAは遺伝的素因や男性ホルモン量の影響を受け、人種差がありる。アジア人は比較的頻度が低い。
※アジア人の場合は黒髪と肌の色のコントラストがあるのでAGAが目立つ

男性ホルモンは顎髭、陰部などのアンドロゲン感受性部位では毛嚢の拡大を示す一方で、頭皮では毛髪の発育を抑制し、成長期の短縮作用を示す。局所でのDHT(ジヒドロテストステロン)への変換を担う5α還元酵素の活性は、前頭部>頭頂部で高く、脱毛症と関連する。
AGAの場合、男性では前頭部から頭頂部にかけて脱毛し、ハミルトン・ノーウッド (Hamilton-Norwood) スケールで分類される。

治療について
AGAに対しては下記の治療を検討する
外用薬
ミノキシジル
ATP応答性カリウムチャネルを開放して、血管拡張作用、血流増加作用を示す。
男性の約30%で発毛効果を認める。7%でほてり、痒み、発赤などの副反応を認める。

内服薬
フィナステリド 選択的U型5α還元酵素阻害薬
テストステロンからDHTへの変換を抑制する。
フィナステリド内服とミノキシジル外用の併用両方は単剤治療よりも有効性が高いと言われている。
約1%で女性化乳房、リビドーの低下、勃起障害、射精量の低下を生じる。
一般的に重篤な副反応は少ないとされているが、ごくまれにうつ病、筋委縮、骨粗しょう症、性機能障害が生じることがある。

岡部医院院長 岡部誠之介 引用 改変
posted by okabeiin at 09:37| 岡部医院