最新の研究分析によると、23件の研究結果を基に、解析が行われた結果、
最も有効性が高いのはデュタステリド内服薬0.5mg/日を使用した場合で、治療開始から24週間で増加した毛髪数の平均値が最も多かった。
次いで有効性が高いのはフィナステリド内服薬5mg/日(日本では5mgは使わない)、その次に有効性が高いのはミノキシジル5%配合剤(外用薬)だった。
また、予想通りの結果ではあるが、薬剤の用法と用量も有効性に影響していた。例えば、デュタステリド内服薬0.1mg/日を使用した場合の順位は4位、フィナステリド内服薬を1mg/日を使用した場合の順位は5位だった。
フィナステリド内服薬1mg/日よりも下位にランクインした2種類のミノキシジルの外用薬(2%配合剤、1%配合剤)も、配合割合の高い方が上位だった。
という最新のAGA治療の研究の集計が報告されました。
デュタステリド0.5mgの効果についてはフィナステリドよりも効果が期待できます。
また、海外ではフィナステリドの高用量を使用することもあるのですが、日本では1mgでしか使うことはないです。
容量依存性もあるので、フィナステリドの半量などは効果は少ないと考えます。
岡部医院院長 岡部誠之介
2022年03月09日
最新のAGA治療の研究の集計
posted by okabeiin at 09:37| 岡部医院