2024年10月02日

フィナステリドとデュタステリドの違いについて

フィナステリドとデュタステリドの違いについて
両者ともAGAに対してガイドラインで推奨度Aの治療法になります。

AGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を
フィナステリドは2型5α還元酵素だけを阻害して産生を抑制する
デュタステリドは1型、2型5α還元酵素の両方を阻害して産生を抑制する
という違いがあります。

また、デュタステリドは血中の半減期が長いので、薬の成分が長く血中に残ります。それらが効果や副作用の違いとして表れているのだと考えます。
ガイドラインから引用 性機能障害の副作用頻度
フィナステリドは2.9%(偽薬と有意差なし)
デュタステリドはそれよりも数%多い可能性がある。


その他にガイドライン推奨度Aの治療はミノキシジル5%外用剤となっています。
フィナステリド内服
デュタステリド内服
ミノキシジル外用
上記の治療以外は推奨度Aの治療はありません。

ビタミン剤、サプリメント、プラセンタなどはAGAには効果はありません。
卵の成分の育毛剤もAGAには効果はありません。

また、オンライン診療のクリニックでは
デュタステリド扱っているクリニックが少ないのには理由があります。

オンライン診療のクリニックは保険診療を行っていない、日本の薬の卸売業者と契約を結んでいないケースがあります。そのため、日本製のデュタステリドを入荷できません。

そのためにデュタステリドの取扱いが少ないのだと考えます。

デュタステリドの方が効果も高く、値段も安いので、岡部医院ではデュタステリドを推奨しています。
岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 15:10| 岡部医院