2023年11月16日

漢方のざっくりとした歴史

漢方の歴史は約1800年前の「傷寒論」と「金匱要略」で、中国で成立したものです。
葛根湯、五苓散はこの時代ありますが、補中益気湯はこの時代にはありません。

その後、中国から日本に、遣隋使、遣唐使ぐらい(西暦600年ぐらい)の時に日本に入ってきたとされています。

その後、日本で独自に発展をしましたが、江戸時代に西洋医学が日本に入ってきて、明治維新後に公的な医学教育から排除されてしまいました。

排除された後も漢方治療は行われていました。

その後に
1961年に現在の国民皆保険制度が実現
1976年に多数の漢方エキス製剤が薬価基準に収載されると漢方診療は急速に普及しました。
2001年に医学部カリキュラムに「和漢薬を概説できる」が掲載されました。

漢方薬にはたくさんの種類がありますが、主要な148処方には健康保険が適用されます。
これらは「医療用漢方製剤」といわれ、厚生労働省から認可をうけた医療用医薬品となります。
そのため、病院や医院でこれらの漢方薬を処方してもらうときは、原則1〜3割の患者負担ですみます(負担の割合は年齢や健康保険の種類によって異なります)。
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posted by okabeiin at 09:21| 漢方内科