西洋薬ではなかなか症状が改善しない、処方する薬がないときには漢方薬の出番です。
コロナやインフルになった後に何となく体の状態が良くない、倦怠感、寝つきが悪い、咳がつづくなどの症状が続く場合には採血やレントゲンなど検査をして西洋医学的に問題がない場合には漢方治療を試してみるのも良いと考えます。
漢方は症状に対して処方をしますが、患者さんの話を良く聞いて、患者さんに合ったものを選ぶように心がけています。
・食欲がない
六君子湯、補中益気湯などを試してみる
・寝つきが悪い
抑肝散、加味帰脾湯などを試してみる
・イライラする
抑肝散、柴胡桂枝湯などを試してみる
・倦怠感が続く
補中益気湯、香蘇散、柴胡桂枝湯などを試してみる
例としてですが、上記のような症状がある時に漢方を試してみるのも良いと考えます。
漢方薬も副作用には注意が必要です。何か起これば中止するというスタンスで試してみます。
2週間に1度は診察をして様子を見るということが大事です。
定期的に通院して、状態のチェックをすることが重要です。
診療をしていると、漢方が嫌いだという患者さんがいます。
無理に漢方を勧めることはしませんが、漢方薬の味と匂いについては自分で飲んだことがあるので、試してみてくださいと勧めることがあります。
不思議と長期で岡部医院に通っている患者さんには勧めてみると効果がある場合があります。
お互いの信頼関係や理解度によって漢方薬の効果は違う可能性があります。
岡部医院院長 岡部誠之介
2023年12月16日
コロナやインフルになった後に何となく体の状態が良くないという場合に
posted by okabeiin at 10:59| 岡部医院