女性にみられる男性型脱毛症があります。
しかし、男性のものとは異なり、頭頂部から側頭部にかけての広い範囲に、ハリとコシの失われた細く柔らかい髪の毛が多く生えるようになります。
ある程度、男性ホルモンの影響があると考えられますが、明確な発症メカニズムはわかっていません。更年期に女性ホルモンが低下することも一つの原因だと考えられます。
女性の脱毛症として、注意が必要なのは、女性の脱毛症の中には鉄欠乏、亜鉛欠乏症、甲状腺疾患、膠原病などが基礎疾患として隠れていることがあります。
丁寧な問診、診察でそれらの可能性を考えることも大事です。
当院では外用薬、内服薬の併用で治療をしています。
・内服薬はパントガールという薬を処方します。パントガールは世界で初めて薄毛・抜け毛の効果と安全性が認められた女性用の内服薬です。毛髪を強化するパントテン酸カルシウムが、抜け毛を改善し、発毛を促進するという薬です。白髪予防にも効果があるという報告もあります。
パントガール 1カプセル 100円
(1日3回 1回1カプセル内服)
・外用薬ではウィメンズロゲインを処方しています。FDA(アメリカ食品医薬品局)によって承認された女性用の外用薬です。有効成分のミノキシジル2%が血行を促進して、毛根に刺激を与えることにより発毛効果が期待できます。
ウィメンズロゲイン 1本 5940円
(約1ヵ月分)
2024年04月13日
女性にみられる男性型脱毛症があります。
posted by okabeiin at 09:25| 岡部医院