2018年09月08日

動脈硬化の予防について(動脈硬化外来 コレステロール 糖尿病 禁煙)

動脈硬化の予防にはコレステロールの管理、糖尿病の管理、血圧の管理、禁煙が重要です。
動脈硬化が進行をして、脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の血管が詰まると心筋梗塞になります。

動脈硬化の予防として、コレステロールの管理する時には薬を使うことが多いです。コレステロールの薬の中にもいろいろ種類があって、その人に合った薬、量を調節することが重要です。

よく、コレステロールの薬は一生飲まないといけないのですかと質問されます。食生活、運動習慣などを見直して、体重減少すると、コレステロールが下がり、薬を中止できることもあります。

当院で脳梗塞、心筋梗塞が起きてしまった時に、治療をすることは困難です。だからこそ、予防をすることに全力で取り組んでいきたいと考えています。私の考えとして、病気は先手必勝、予防をすることがとても重要であると考えています。

何も症状がないからと健康診断を受けない、高血圧、脂質異常症を放置している方がいます。動脈硬化は気づかないうちに進行して、最近では若年者でも脳梗塞、慢性腎臓病などになるケースが増えています。
脳梗塞で梗塞を起こしてしまった脳を治す、慢性腎臓病を治す薬は現在の医療ではありませんので、予防が最も重要です。
岡部医院院長 岡部 誠之介
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インターネット予約も受け付けています
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2018年09月04日

実証と虚証(犬山市 漢方 内科)

漢方用語で「実証」と「虚証」というものがあります。

実証とはがっちりとして筋肉質、声が力強い、夏は暑がるがバテない、消化機能が強く、冷たいものも平気、お相撲さんのようなイメージです。ほとんどの漢方を問題なく飲める、麻黄の入っている漢方、葛根湯などを飲んでも平気というのが実証です。

虚証とはやせ形、水太りで皮下脂肪が多く、夏バテ、寒がり、消化機能が弱い、麻黄の入っている漢方を飲んで胃がムカムカするという人は虚証です。他にも地黄、石膏、当帰などでも胃がムカムカすることが多いです。

ただ、実際には麻黄が飲めそうで飲めない、飲めなそうで飲めることもあります。ちょっと飲める人は中間証と考えます。また、これらは症状や時期によっても変化していきます。

少しマニアックな話になりますが「○○の裏処方は△△」といわれることがあります。
本当はこれを飲ませたいが、それより虚証なのでこちらにしようという事です
小柴胡湯→補中益気湯
桂枝茯苓丸→当帰芍薬散
女神散→加味逍遥散
などがあります。

小柴胡湯と補中益気湯の関係性はなかなか興味深い所で、補中益気湯は「医王湯」とも呼ばれ、江戸時代の漢方医の浅田宗伯いわく、本方を小柴胡湯の虚した状態に用いれば期待を裏切ることはないと話していたそうです。

補中益気湯の「中」は胃腸を指し、「益気」には「気」を増すという意味があります。胃腸の消化・吸収機能を整えて「気」を生み出し、病気に対する抵抗力を高める薬です。

私は補中益気湯と五苓散を併用して飲むことが多いのですが、補中治湿湯と呼ばれます。胃腸・吸収機能を整えて水のバランスを整えるといった所でしょうか。
岡部医院院長 岡部誠之介
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2018年09月03日

漢方薬の副作用(漢方薬 犬山市 内科)

医学がどんなに進歩していても治しにくい症状があります。命に関わるものではないけれどもじわじわと患者さんを苦しめる、そんな症状は漢方薬が得意とする分野です。基本的には西洋医学で治らない訴えや病気を対象として西洋医学を補う医療だと考えてもらうとわかりやすいと思います。漢方薬は健康保険を使って処方することができます。

漢方薬の副作用について詳しく説明したいと思います。漢方薬の副作用は漢方に含まれている生薬の作用によって起こることが多いです。例えば、こむら返りを治す漢方薬のツムラ68(芍薬甘草湯)は生薬の甘草が多く含まれているので朝昼夕と長期間飲んでいると低カリウム血症が起こります。さらに重症化すると心不全なども引き起こすので注意が必要です。他の甘草が含まれている漢方でも同じようなことが起こる可能性があります。

しかしながら、むくみや慢性心不全に西洋的な治療と、私ですとツムラ17(五苓散)やツムラ30(真武湯)を使うことがあります、これらは甘草が含まれていないので上記のような心配はありません。他にも風邪や肩こりの漢方であるツムラ1(葛根湯)には生薬の麻黄が含まれており、麻黄が合わない人には気持ち悪くなったり、動悸がしたりすることがあります。そういう人の風邪を漢方で治す時には、ツムラ10(柴胡桂枝湯)、ツムラ30(真武湯)などを使うと、麻黄が含まれていないので安心でしょう。

食事の好き嫌いも大事でシナモンが苦手な人は漢方の生薬である桂皮(桂枝)が合わないことが多いです。ですからシナモンが苦手の人は、上記のツムラ10(柴胡桂枝湯)は名前の通り桂枝が入っており、シナモンの匂いがするので飲めない人が多いです。
岡部医院院長 岡部誠之介
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2018年08月27日

江南厚生病院との連携(犬山市 内科 江南厚生病院)

江南厚生病院との連携では電子カルテの参照、地域連携室を通しての予約、紹介状作成などを行うことが可能です。紹介状の作成もPCを使って、スムーズに行っていますので、ご希望の方は診察時にご相談ください。

電子カルテの参照では江南厚生病院での診察の記録、検査結果、処方内容を全て参照することができます。それによって、検査の重複、処方の重複を避けることができます。実際に、江南厚生病院と岡部医院の両方を受診、診療をさせていただいている患者さんもいます。その後の経過なども把握できるので大変良いシステムだと考えています。

その他にも、健康診断で要検査となったけど、どこの病院にいけばよいか、こういう症状があるけどどうしたらよいか、という相談は医師として適切な診療、治療、助言、その他にも適切な病院の紹介、予約をさせていただきます。

総合病院とよばれる大きな病院でも医師数や診療科目の内容が違います。非常勤だけで入院ができない科などもありますので、紹介先の病院がどうなっているかも把握しておく必要があります。

大事な患者さんを紹介した後に、紹介状の返信がない、入院、外来で経過をしっかりとみてもらえない、働く場所を変わった後であの時は外来にうんざりしていたといわれると、とても残念に思ってしまうのは私だけでしょうか。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 18:22| 岡部医院

がん診療と漢方(犬山市 内科 漢方)

直接がんに有効な漢方薬はありませんが、気力体力をつける漢方薬はあります。いろいろな訴えが少しでも楽になれば何よりと考えて漢方薬を処方します。

西洋医学と併用することもできますし、邪魔をすることもありません。
副作用や身体に合わないという事もありますが、その時は中止すれば問題ありません。

在宅診療で高齢の直腸がんの進行期の患者さんを診療しているときに肺転移、胸水貯留もあったので人参養栄湯を処方しました。

人参養栄湯は肺転移を伴うがん、肺がんなどで効果があるとされています。
そして、最終段階、最後まで元気にというときには真武湯、人参湯を使います。この患者さんでは人参養栄湯、真武湯を最後に併用しました。

この患者さんは比較的穏やかに生活をされていましたし、診断後もデイサービスに通っていました。

他にも貧血などが予想される場合には十全大補湯を使用します。
人参養栄湯と十全大補湯には地黄が入っているので、稀に胃を刺激して食欲不振になることがあるのでその時は中止する必要があります。

浮腫が気になる場合には五苓散を使用します。

食欲不振は食事を食べる気が起きない場合は補中益気湯、食べる気はあるけど入っていかないときは六君子湯を使用します。

漢方薬の知識、使用経験があって、甘草による副作用が気になる場合には、甘草がどれぐらい入っているかなどが分かっていれば、ほとんど安全に漢方薬は使用することができます。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 08:40| 岡部医院