2021年02月09日

男性型脱毛症(AGA)診療の流れ

男性型脱毛症(AGA)診療について

初診時からの流れについて説明したいと思います。

@まずは、カルテ作成、医院で初診時に問診票など記入していただきます。ネット予約で住所、氏名、生年月日など入れていただくと受付がスムーズです。

A医師の診察、頭頂部、前頭部の薄毛症状の確認、進行度のチェック、問診票の確認、アレルギーの有無、治療歴など確認します。

B内服する薬の選択、効果、副作用についての説明をします。
効果としては個人差はありますが、抜け毛が少なくなる、髪が太くなる、AGAの進行が止まるなどの効果が期待できます。進行度、年齢に合わせて治療を提案します。
一般的にはフィナステリド内服の単剤治療か、ミノキシジル外用の併用というのが一般的な治療になります。

Cまずは30日分処方をして、副作用の有無など確認します。30日では効果はありません。ますは薬の副作用が出ないかをチェックします。

D副作用などがなく長期の内服でも問題がないケースでは、次の診察からは60日分、90日分など長めの処方も可能です。約6か月内服していただき効果を確認、継続するかどうか判断をします。

フィナステリドの副作用についてですがガイドラインから抜粋すると

フィナステリドの副作用に関して,フィナステリド(1 mg/日,0.2 mg/日)を用いた,414 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察期間 48 週間のランダム化比較試験に続く 374 名の「日本人」男性被験者を対象としたフィナステリド(1 mg/日)を用いた観察期間 2 年間の非ランダム化比較試験において,0.2 mg/日から 1 mg/日,プラセボから 1 mg/日に移行した患者で性機能に関する副作用はなく,プラセボから 1 mg/日に移行した患者で 1 例ずつ出現した,胃潰瘍,大腸ポリープに関しても,因果関係は不明としている。重要な副作用として,頻度は明らかではないが,まれに肝機能障害があらわれることがある.

フィナステリドの有名な副作用は「リビドー減退」(1.1%)と「勃起機能不全」(0.7%)ですが、実際には、ほとんど見られませんので、それほど心配する必要はありません。

一部の育毛剤メーカー、エステ、整体などで薬の副作用を大きく表現をして、自分の商品に誘導するネガティブキャンペーンがありますが、確かに頭皮をマッサージするだけでは副作用はないと思いますが、効果もないと考えます。

他の治療においても薬の副作用を気にされる方がいますが、薬は医師の処方のもとに上手に活用して生活を改善しましょうとお伝えしています。薬に対しての認識は白か黒かではなく、上手に使用して文明の恩恵を受けるというのが適切であると考えます。

また、育毛エステ、整体などでAGAなのにガイドラインで推奨度Aの治療である@フィナステリドorAデュタステリドの内服、Bミノキシジルの外用を勧めないのは不親切で非科学的であると考えます。
そのエステ、整体の営業スタイルなのかもしれませんが医師からみると良くない行為と思います。
推奨度Aの治療をしないと効果は期待できません。早めに医師に相談、治療を切り替える事を推奨します。

ネットなどを検索するといろいろな情報があって、何が良いのかなと気になる方が多いと思います。
岡部医院ではガイドラインの推奨する治療を公式ホームページ通りの価格で提供しているので安心してご利用ください。
新規の患者さん、AGA薬の処方量ともに増えてきています。
それも安心できるポイントなのではないでしょうか。AGAの症状、治療が気になるという方は岡部医院にご相談ください。
岡部医院院長 岡部誠之介

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2019年09月30日

ミノキシジル7%の発毛剤

ミノキシジル7%の発毛剤のサンプルを試しています。
医療機関でのみ処方可能です。

リアップ×5
メディカルミノキ5
などの市販のミノキシジル5%の商品よりも濃度が濃いので、効果も期待できます。

また、スプレータイプなので使いやすいです。
1日2回 毎日継続して使用
ムラなく頭皮に塗布(スプレー5プッシュが目安)して、軽くマッサージをしてます。
マッサージ後、4時間以上は洗い流さないようにします。

サンプルを使ってみました。多少の刺激性はありますが、許容範囲です。
プロピレングリコールという物質が不使用なので、低刺激に改良されています。
ベタつく感じもありません。

他にも成分として
・アデノシン
・プロシアニジンB2
・プロキャピル
・オレアノール酸・ビオチン
なども配合されています。

知り合いの皮膚科ドクターに紹介していただいた、輸入代行業の会社から取り寄せています。
会社の対応もしっかりしてますし、外用剤は使いやすいと聞いています。

FDA(アメリカ食品医薬品局)が管理する品質基準があり、この薬もFDAの品質基準をクリアしています。

フィナステリド内服、デュタステリド内服
と併用すればより効果が期待できる、ガイドラインに基づいた根拠のある治療ができると考えています。
ただし、ミノキシジル外用初期に休止期脱毛がみられることがあるので、注意が必要です。一時的なものなので心配ありません。

10月中旬より導入することにしました。
料金は
7%ミノキシジル医薬品 FR07 60ml
本体価格 6900円(税抜)
税込   7590円
ですが、岡部医院でAGA内服治療されている方は本体価格から1000円値引き

本体価格  5900円(税抜)
税込    6490円
で処方させていただきます。

これにより岡部医院でAGA治療の内服(飲み薬)、外用(塗り薬)の両者とも推奨度Aの治療を提供できる体制が整いました。
岡部医院院長 岡部誠之介
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2019年09月17日

発毛剤と育毛剤の違いについて

発毛剤と育毛剤の違いについて書いてあるものがありました

発毛剤は一般的にはその疾患を有する人に使用する「医薬品」で
髪の毛を生やし、抜け毛を防ぐ

育毛剤は誰でも使える「医薬部外品」で
髪の毛を育て、抜け毛を防ぐ

というように分けられるようです。

「医薬品」と「医薬部外品」は法律で定められたもので
一般的に有効性の高さは
医薬品>医薬部外品となっています。

医薬品は「医療用医薬品」と「一般用医薬品」に分けられます。
フィナステリド、デュタステリドは「医療用医薬品」です。原則的に医師しか処方することはできません。

一般的に売られているミノキシジル外用(リアップなど)は「一般用医薬品」です。
そのなかでもミノキシジル外用は「第1類医薬品」となります。

第1類医薬品は効果が高い分、副作用の危険も高いために特に注意が必要です。
第1類医薬品を販売できるのは、原則的に薬剤師に限られ、販売時には必ず購入者に対して薬の情報提供を行わなければならないとなっています。

カロヤンは「第3類医薬品」、アデノゲンは「医薬部外品」となっています。

サプリメントなどは医薬品でもなけれれば、医薬部外品でもないことが多いです。
医薬品と医薬部外品の違いを注意してみることも重要です。

岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 09:55| AGA(男性型脱毛症)

2019年09月10日

AGA(男性型脱毛症)診療について

最近ではAGA(男性型脱毛症)の認知度も上がって、フィナステリド内服をされる方も増えています。

抜け毛が減った
症状が進行していない
と実感される方が多いです。
臨床試験と同じように、実際の現場でも治療の効果が実感できる治療法といえます。

ただし、一ヵ月、二ヵ月ではほとんど効果は期待できないので、半年は治療を続ける必要があります。
半年で効果判定をするようにしています。

ちょうど今年の2月、3月頃からフィナステリド内服を始めた方が再診時に効果を実感、レスポンダーとして治療を継続されています。もちろん効果を実感されているから、診療を受けられているとも言えます。

今年に入ってから20人以上の方が新規にAGA診療を受けられていますが、継続率は85%以上と統計的に
かなり高い水準と言えます。

2017年のガイドラインに書いてある内容ですが
414人の日本人男性でのランダム化比較試験では
頭頂部の写真撮影による効果判定において
フィナステリド1mgでは
48週で58%が軽度改善以上の効果
2年後には68%
3年後には78%
とその率は増加傾向を示したという報告があります。

AGAは男性ホルモンの影響、DHTの影響で起こります。
DHTの産出を抑える薬が効果があるのは当然のことです。
原因の分かっている事に、原因を改善する治療を行えば、効果は期待できます。

実際の効果としては
広告などでみる、フサフサに生えてくる、生えすぎて困るということは残念ながらありません。

岡部医院の患者さんの感想としては
抜け毛が少なくなった
ボリュームが出てきた
髪が太くなった
と感じられる方が多いです。

また、マッサージなどでAGAが改善することもありません。自分のマッサージだけは効果があるというのも科学的・医学的ではありません。

ガイドラインでの評価Aは
男性型脱毛症に対して
フィナステリド内服、デュタステリド内服
ミノキシジル外用

女性型脱毛症に対して
ミノキシジル外用
となっています。

それ以外は評価B以下です。

推奨度Aの治療を正しく行うことをお勧めします

岡部医院院長 岡部誠之介

ネット予約も受付しています。
岡部医院でのAGA診療は院内処方で医院内で全て完結、迅速に対応することを心がけています。

https://reserva.be/agaokabe/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=4feJwzMjQ0MjQEAAQUASk

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posted by okabeiin at 08:35| AGA(男性型脱毛症)

2019年07月19日

AGA診療について

岡部医院では約5年前ぐらいから本格的にAGA診療に取り組むようになりました。
長くAGA診療をされている方から

「これでダメなら諦めようと思ってましたが、効果があるので満足してます。効かなくなるなどもなさそうですね」
とか
「床屋さんもびっくりしてました。みんな気になってるようです」
とお話を聞かせてもらうことがあります。
医師としてとても嬉しいことです。

また、AGA以外にも持病のことや、心配なことなど、いろいろ相談をしてもらうこともあります。

内科医としていろんな病気の診療をしていますが、AGA診療を続けていて分かったことがあります。

まずは、
・自由診療なので、国の保険制度を使っているわけではない。患者さんの実費だけで治療をしている。
・効果も十分に期待できる、診療をしていて、実感があります。
・ガイドラインに基づいた治療をしている。ただ、保険適応がないだけ。

まとめると
・医師も患者さんも満足度が高く
・ガイドラインに基づいている
・保険診療を圧迫しない
上記のような診療といえるでしょう。

ただし、効果には個人差もあります。レスポンダー、ノンレスポンダーがいます。
飲み始めて4ヵ月ぐらいで効果を実感される方はレスポンダーなのではないかと考えます。そういう方が何年も治療を続けるとかなりの効果が期待できるのではないかと考えます。

2017年のガイドラインに書いてある内容ですが、
フィナステリドの5年間の内服継続試験(日本人男性 801人を対象)において、写真評価での効果、症状の改善が99.4%の症例で得られたという報告があります。

岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 09:35| AGA(男性型脱毛症)