初診時からの流れについて説明したいと思います。
@まずは、カルテ作成、医院で初診時に問診票など記入していただきます。ネット予約で住所、氏名、生年月日など入れていただくと受付がスムーズです。
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A医師の診察、頭頂部、前頭部の薄毛症状の確認、進行度のチェック、問診票の確認、アレルギーの有無、治療歴など確認します。
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B内服する薬の選択、効果、副作用についての説明をします。
効果としては個人差はありますが、抜け毛が少なくなる、髪が太くなる、AGAの進行が止まるなどの効果が期待できます。進行度、年齢に合わせて治療を提案します。
一般的にはフィナステリド内服の単剤治療か、ミノキシジル外用の併用というのが一般的な治療になります。
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Cまずは30日分処方をして、副作用の有無など確認します。30日では効果はありません。ますは薬の副作用が出ないかをチェックします。
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D副作用などがなく長期の内服でも問題がないケースでは、次の診察からは60日分、90日分など長めの処方も可能です。約6か月内服していただき効果を確認、継続するかどうか判断をします。
フィナステリドの副作用についてですがガイドラインから抜粋すると
フィナステリドの副作用に関して,フィナステリド(1 mg/日,0.2 mg/日)を用いた,414 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察期間 48 週間のランダム化比較試験に続く 374 名の「日本人」男性被験者を対象としたフィナステリド(1 mg/日)を用いた観察期間 2 年間の非ランダム化比較試験において,0.2 mg/日から 1 mg/日,プラセボから 1 mg/日に移行した患者で性機能に関する副作用はなく,プラセボから 1 mg/日に移行した患者で 1 例ずつ出現した,胃潰瘍,大腸ポリープに関しても,因果関係は不明としている。重要な副作用として,頻度は明らかではないが,まれに肝機能障害があらわれることがある.
フィナステリドの有名な副作用は「リビドー減退」(1.1%)と「勃起機能不全」(0.7%)ですが、実際には、ほとんど見られませんので、それほど心配する必要はありません。
一部の育毛剤メーカー、エステ、整体などで薬の副作用を大きく表現をして、自分の商品に誘導するネガティブキャンペーンがありますが、確かに頭皮をマッサージするだけでは副作用はないと思いますが、効果もないと考えます。
他の治療においても薬の副作用を気にされる方がいますが、薬は医師の処方のもとに上手に活用して生活を改善しましょうとお伝えしています。薬に対しての認識は白か黒かではなく、上手に使用して文明の恩恵を受けるというのが適切であると考えます。
また、育毛エステ、整体などでAGAなのにガイドラインで推奨度Aの治療である@フィナステリドorAデュタステリドの内服、Bミノキシジルの外用を勧めないのは不親切で非科学的であると考えます。
そのエステ、整体の営業スタイルなのかもしれませんが医師からみると良くない行為と思います。
推奨度Aの治療をしないと効果は期待できません。早めに医師に相談、治療を切り替える事を推奨します。
ネットなどを検索するといろいろな情報があって、何が良いのかなと気になる方が多いと思います。
岡部医院ではガイドラインの推奨する治療を公式ホームページ通りの価格で提供しているので安心してご利用ください。
新規の患者さん、AGA薬の処方量ともに増えてきています。
それも安心できるポイントなのではないでしょうか。AGAの症状、治療が気になるという方は岡部医院にご相談ください。
岡部医院院長 岡部誠之介
