2016年07月13日

夏に効果のある漢方薬

暑い日が続いて夏バテ気味の方も多いと思います。今年は猛暑が予想されるので要注意です。夏バテに効く漢方としては当院ではツムラ41(補中益気湯)を処方します。身体の元気、やる気が出てきます。
またクーラーをつけてお腹が冷えて腸の調子が悪いという方も多いと思います。そういう方にはツムラ30(真武湯)を処方します。お腹を温めて余分な水をさばいてくれます。
漢方薬は空腹時の方が吸収がいいので食前、食間、小腹の空いた時に飲むといいでしょう。
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posted by okabeiin at 10:49| 漢方内科

2015年12月29日

風邪・呼吸器症状の漢方薬

漢方薬では風邪の症状に合わせて薬を処方することができます。

風邪のひきはじめ、真っ最中、風邪は良くなったけど咳が続く、倦怠感がある、鼻が詰まるなどの症状と本人の年齢、体質などに合わせて処方を変えます。

例えば風邪の漢方薬というと葛根湯が有名ですが葛根湯は風邪の初期に寒気がして、喉が少しイガイガする、首の後ろがこわばるなどの症状の人によく効きます。漢方薬は患者さんの自然治癒力に作用するような効き方をするので水分をしっかり取って暖かくして寝ることも重要なことです。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 08:22| 漢方内科

2015年11月30日

コレステロール、漢方薬について

先週の土曜日にコレステロールの勉強会と漢方薬の勉強会に参加してきました。コレステロールは現在は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と善玉コレステロール(HDLコレステロール)の比が重要で積極的な治療によってコレステロールの値をコントロールして動脈硬化を予防しましょうという話しでした。

治療は薬だけでなく、運動と禁煙も重要です。
健康診断でコレステロールが高いと言われた人は注意してください。

漢方薬の勉強会では呼吸器系での漢方の使い方を学びました。漢方薬の勉強会は参加人数も多く、大変勉強になりました。西洋薬ではなかなか症状が改善しない、処方する薬がないときには漢方薬の出番です。

日本の医師は大学で西洋の診断、治療法を学んだ上で漢方薬も使うことができる西洋医学と東洋医学のハイブリッド治療を行うことができます。両方の良いところを使って患者さんの症状を改善して生活の質の向上ができたらいいと考えます。岡部医院 院長 岡部 誠之介
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posted by okabeiin at 14:17| 漢方内科