動脈硬化の予防にはコレステロールの管理、糖尿病の管理、血圧の管理、禁煙が重要です。
動脈硬化が進行をして、脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の血管が詰まると心筋梗塞になります。
動脈硬化の予防として、コレステロールの管理する時には薬を使うことが多いです。コレステロールの薬の中にもいろいろ種類があって、その人に合った薬、量を調節することが重要です。
よく、コレステロールの薬は一生飲まないといけないのですかと質問されます。食生活、運動習慣などを見直して、体重減少すると、コレステロールが下がり、薬を中止できることもあります。
当院で脳梗塞、心筋梗塞が起きてしまった時に、治療をすることは困難です。だからこそ、予防をすることに全力で取り組んでいきたいと考えています。私の考えとして、病気は先手必勝、予防をすることがとても重要であると考えています。
何も症状がないからと健康診断を受けない、高血圧、脂質異常症を放置している方がいます。動脈硬化は気づかないうちに進行して、最近では若年者でも脳梗塞、慢性腎臓病などになるケースが増えています。
脳梗塞で梗塞を起こしてしまった脳を治す、慢性腎臓病を治す薬は現在の医療ではありませんので、予防が最も重要です。
岡部医院では頸動脈エコーといって、首の動脈の血管の厚さを測定することで全身の動脈硬化の程度を推測する検査を行っています。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙習慣のある方は検査を推奨しています。
思っているよりも動脈硬化が進行している場合もあります。
岡部医院院長 岡部 誠之介