2019年08月25日

高血圧有病者数 4300万人

今日はかかりつけ医研修会に参加してます。

毎年、日本医師会が開催しています。

高血圧、糖尿病、脂質異常症、認知症、禁煙指導、健康相談などについて研修を受けます。

高血圧の講義で気になるスライドがありました。

高血圧有病者は日本で4300万人と言われています。

そのうち
治療中・コントロール良  
27% 1200万人
治療中・コントロール不良 
29% 1250万人

未治療・高血圧と自分で分かっている(認知あり)     
11% 450万人
未治療・高血圧と自分で分かっていない(認知なし)     
33% 1400万人

という報告があります。

高血圧は、ほとんど無症状であるため、軽視されがちですが、脳心血管病発症の最大の危険因子です。
1850万人の方は未治療とされています。
健康診断や家庭での血圧測定の結果、上の血圧が140以上の方は医院受診を推奨します。

自分の診療のポリシーとしては
未治療・高血圧と自分で分かっていない
33% 1400万人
の人を少しでも高血圧として自覚してもらい、生活習慣の改善、治療につなげていきたいです。

高血圧には自覚症状がないため放置してしまうことが多く、その結果、心臓や血管への負担が大きくなって、動脈硬化が進んでしまいます。
動脈硬化によって様々な合併症が引き起こされます。主な合併症は、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全など脳・心臓・腎臓に関わる重大な病気があります。

高血圧の合併症で脳梗塞、脳の循環障害(白質病変)、慢性腎臓病が進行するとそれを元に戻すことは現代の医療でも困難です。

高血圧でも心配ない、放置して良いと週刊誌等で発言されている方がごく稀にいますが、臨床を行っている医師の集まりで、そういった主張をしている人は皆無です。

岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 14:48| 高血圧

2019年02月06日

生活習慣病の症状(犬山市 内科 岡部医院)

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は初期にも進行してからも自覚症状がほとんどないことが多いです。自覚症状はないけど、血液検査で異常があるといわれた、おかしいと訴える患者さんがいます。

血液検査は客観的な検査ですから、数回検査をして異常値であれば、それは異常と考えたほうが自然でしょう。

自覚症状だけで健康の有無が決まるものではなく、悪性腫瘍の初期も自覚症状はありません。上記のような状態は客観的な検査、診察で異常はあるけど、自覚症状はない状態というのが正しい認識であると考えます。

検査をすると病気が発見されるから、嫌いだという患者さんもいますが、それは論理の逆転が起きているのだと考えます。病気だから検査をすると異常がでる、結果として病気と診断されるのだと考えます。

自覚症状がなくても、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は治療、フォローはしていったほうが良いでしょう。検査をしたくない、検査結果を認めたくない、薬は飲みたくないという気持ちも理解できますので、病気にもよりますが、1か月後にもう一度調べるなど、フォローをすることをお勧めします。

先延ばしにするとしても期間を決めることが大事だと考えます。上記のような病気で自覚症状が出てくるときには、かなり進行している状態ということがあります。

特に高血圧、糖尿病を指摘されたけど何もしていない、放置しているのだけは止めてください。それらにより起きた合併症、特に動脈硬化、慢性腎臓病、微小脳梗塞などは現在の医療では治療はできません。

脳卒中による麻痺、心筋梗塞による心臓の機能の低下も現在の医療では治療することができません。何とかならないのかと相談を受けることがあるのですが、これ以上悪くならないようにしましょうとしか答えようがありません。

企業健診、職場健診などでも、健診をするだけではなくて、異常が指摘された人はしっかりとフォローをしていく必要があります。企業検診で数年前から高血圧、糖尿病を指摘されているが、何もしていないという人をみると本人、企業は何をしているのだろうかと考えてしまいます。

高血圧、糖尿病を一度でも指摘されたことがある人はしっかりと医療のフォローを受けることを推奨します。自分で根拠もなしに俺は大丈夫だとか、健康食品などに頼るのは止めた方がよいでしょう。なぜなら、日本では健康保険を使えば、だれでもすぐに3割負担で一定水準以上の医療を受けることができるからです。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 08:45| 高血圧

2019年01月30日

血圧について 上の血圧、下の血圧(犬山市 内科 高血圧)

血圧は上(収縮期血圧)と下(拡張期血圧)があります。かつては下(拡張期血圧)のみで高血圧を診断、治療されていた時代がありましたが現在は収縮期血圧に注目して血圧治療をすることが多いです。2008年6月にランセット誌に「上の血圧(収縮期血圧)がすべて」というレポートが寄せられましたが私もそう思います。

逆に高齢者では上と下の血圧差が大きい、つまりは下の血圧が低くて、上の血圧が高い人は要注意です。年齢とともに上(収縮期血圧)は上昇し、下(拡張期血圧)は低下するので差が大きくなります。この差を脈圧といいます。脈圧の差が大きい人は動脈硬化が進行している、血管の弾力性が失われているので心血管病のリスクが高いことを示しているのです。

高血圧の治療目標は血圧を下げることも目標の一つですが、動脈硬化の進行を抑制して脳卒中、心血管病のリスクを減らすことも大切な目標だと考えます。そのためには脂質異常症や糖尿病の管理、治療も同時に行うことが大切です。

高血圧には自覚症状がないため放置してしまうことが多く、その結果、心臓や血管への負担が大きくなって、動脈硬化が進んでしまいます。動脈硬化によって様々な合併症が引き起こされます。主な合併症は、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全など脳・心臓・腎臓に関わる重大な病気があります。

高血圧の合併症で脳梗塞、脳の循環障害(白質病変)、慢性腎臓病が進行するとそれを元に戻すことは現代の医療でも困難です。

また健康食品等で高血圧を治療することは困難です。減塩、体重減少、禁煙などの生活習慣の改善と降圧薬などで血圧を適切にコントロールすることが重要です。降圧薬もいろいろと種類がありますが、安全に使用できる薬が多く、それを服用することで上記のリスクを下げることができるなら、それを服用することは賢明な判断だと思います。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 08:02| 高血圧

2018年09月08日

動脈硬化の予防について(動脈硬化外来 コレステロール 糖尿病 禁煙)

動脈硬化の予防にはコレステロールの管理、糖尿病の管理、血圧の管理、禁煙が重要です。
動脈硬化が進行をして、脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の血管が詰まると心筋梗塞になります。

動脈硬化の予防として、コレステロールの管理する時には薬を使うことが多いです。コレステロールの薬の中にもいろいろ種類があって、その人に合った薬、量を調節することが重要です。

よく、コレステロールの薬は一生飲まないといけないのですかと質問されます。食生活、運動習慣などを見直して、体重減少すると、コレステロールが下がり、薬を中止できることもあります。

当院で脳梗塞、心筋梗塞が起きてしまった時に、治療をすることは困難です。だからこそ、予防をすることに全力で取り組んでいきたいと考えています。私の考えとして、病気は先手必勝、予防をすることがとても重要であると考えています。

何も症状がないからと健康診断を受けない、高血圧、脂質異常症を放置している方がいます。動脈硬化は気づかないうちに進行して、最近では若年者でも脳梗塞、慢性腎臓病などになるケースが増えています。
脳梗塞で梗塞を起こしてしまった脳を治す、慢性腎臓病を治す薬は現在の医療ではありませんので、予防が最も重要です。
岡部医院院長 岡部 誠之介
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インターネット予約も受け付けています
https://reserva.be/agaokabe/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=5deJwzNDIyMTMDAAQsATY
posted by okabeiin at 08:18| 高血圧

2018年05月28日

高血圧について(犬山市 内科 高血圧)

高血圧と推定される日本人は全国で4000万人以上、3人に1人は高血圧とされています。高血圧の要因の一つは過剰な塩分摂取で日本は味噌、醤油、漬物など塩分の高い食べ物を好んで食べる食生活なので高血圧患者が多いです。

高血圧治療で患者さんが血圧の薬を飲み始めるとずっと飲まないといけないのではと心配される方がみえます。基本的には生活習慣を改善して、血圧が下がり正常になれば薬は中止することが可能です。薬にはいろいろ種類がありますが一種類では収縮期血圧(上の血圧)は5〜10程度下がるぐらいのものです。減塩、体重減少、運動、禁煙、飲酒を減らすなどを行えば十分に血圧5〜10程度下げることは可能です。

逆にいうと生活習慣が改善しなければ、薬はずっと飲み続けなければならないでしょう。高血圧の患者さんで血圧の薬を飲みながら、タバコを吸っている方などは何をしているかよく分からない状態、問題が複雑化してしまっているので、そういう方はまず禁煙をしましょう。
岡部医院院長 岡部誠之介
posted by okabeiin at 18:03| 高血圧