2020年06月03日

HbA1cについて(ヘモグロビンエーワンンシー)について

HbA1cは赤血球のなかにある、たんぱく質のヘモグロビンに糖がくっついた物質です。
HbA1cを調べることで過去1カ月程度の血糖値の状態がわかります。

5.6〜5.8%は場合によっては、正常値と判断されることがありますが、増加傾向であるのは間違いないです。

特に両親が糖尿病であったり、肥満、メタボリックシンドローム、高血圧、脂質異常症、喫煙者に該当する人は、注意が必要です。

生活習慣が変わらないと数年以内に糖尿病になる可能性が高いです。食事療法、運動療法で改善する可能性がありますので、早めの対策が必要です。

すでに糖尿病の治療をしている方はまずは、HbA1cは6.9%以下を目指しましょう。

新型コロナの自粛の影響で糖尿病の患者さんのHbA1cが増加傾向にあると思います。
大丈夫、大丈夫といっていても、数字がついてこないようでは良くはないです。
定期的な採血も、大変なことではありますが、採血をすることで数字が分かるので、今後の目標などにもなると思います。

糖尿病の治療をしているけど、自分のHbA1cを知らないという患者さんに出会うことがあります。
自分の病気のコントロールの指標を知らない、興味がないというのはあまり良いことではないです。
HbA1cを上手に使って、糖尿病の治療を無理なく継続していきましょう。
岡部医院院長 岡部誠之介
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2019年06月19日

糖尿病と認知症リスク

糖尿病が脳血管性認知症やアルツハイマー病の危険因子であることが多くの研究で確かめられています。実際の診察している印象としても糖尿病と認知症の合併は多いです。

糖尿病と呼ばれる前の状態でも血糖値の急激な変動が起きており、食後高血糖の人では認知症の発症率が上がることが報告されています。

岡部医院院長 岡部誠之介(認知症サポート医)
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posted by okabeiin at 09:09| 糖尿病

2019年03月23日

糖尿病の勉強会に参加してきました

糖尿病の勉強会に参加してきました。
今回は注射薬の話と医療行動学、経済学なども含めた話でした。

糖尿病治療において、血糖値、HbA1cの値のコントロール、合併症の評価とコントロールも大事と前回のブログで書きましたが、それだけではないようです。

患者さんの治療に対する満足度も大事ということです。年間約8%の人が糖尿病治療を中止してしまうというデータがあります。満足度を高くして、少しでも途中で治療を中止してしまう患者さんを減らすことは重要です。

治療に対する満足度を上げるためには
患者さんの
1 行為負担
処方を簡単に
週に一回の薬を処方
2 融通性負担
夜間診療などの利用
処方日数の工夫
3 血糖コントロール負担
目標となる血糖値、HbA1cを決めても、それが全てではなく、快適に暮らせているかを判断

などが重要だと考えました。

また、治療が苦痛、負担になっている場合には
変わらないですかではなく
困ってることや困難なことがないかをたずねる、そういうことを話せる雰囲気を作ることも重要であると考えました。
岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 19:48| 糖尿病

糖尿病の診療

糖尿病の診療では血糖値、HbA1cのコントロールも重要ですが、合併症についての評価をすることも重要です。
合併症についての評価は電子カルテが役に立ちます。

岡部医院は昨年の秋から電子カルテを導入、運用しています。
受診時の血圧、採血結果なども時系列で表、グラフにして患者さんに渡しています。

糖尿病の主な合併症として
糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症があります。他にもたくさん合併症はあります。

合併症を評価する方法としては、電子カルテにプロブレムリスト
例えば
#糖尿病
網膜症:眼科は受診中 異常なし
腎症:微量アルブミン尿 50mg/gCr
と記載すれば、腎症は第2期(早期腎症期)だから、血圧はしっかりコントロールが必要と考えることができます。

眼科受診歴の有無、眼科受診の推奨、尿検査で尿アルブミン、尿蛋白を調べれば上記の事は分かります。その結果をカルテに記載、確認をして患者さんにも説明をするようにしています。
尿アルブミンの検査は糖尿病性腎症の早期発見に役立ちます。尿検査で簡単にできるので、糖尿病で治療されている方は定期的な検査を推奨します。
岡部医院 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 08:37| 糖尿病

2019年03月17日

糖尿病、脂肪肝の勉強会にいってきました

糖尿病と非アルコール性脂肪肝(NASH)の勉強会に行ってきました。

脂肪肝とは肝臓に脂肪がたまる病気で、近年はアルコールを飲まない人の脂肪肝(NASH)の中に肝硬変、肝細胞癌が発生することが分かってきました。

遺伝子によって、肝硬変、肝細胞癌になりやすいタイプがあるという話でした。脂肪肝、肝硬変の家族歴のある人は特に注意が必要でしょう。

今後も世界中で脂肪肝の患者さんが増加していくことが予測されます。
脂肪肝と脂質異常症、脂肪肝と糖尿病が合併している場合の治療薬の選択には、両者に効果のある薬を選択するケースもあります。

脂肪肝に対して様々な薬が開発されている話も話題になりました。糖尿病もこの10年で新しい薬が多く出てきました。治療が明らかに10年前より進化していきています。脂肪肝の治療も変わっていく可能性が高いと予想されます。

岡部医院院長 岡部誠之介
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posted by okabeiin at 11:13| 糖尿病